空爆が激しかった1978年、東ティモールに生まれた。若くして独立運動に身を投じ、メッセージを暗喩に込めて歌い続けた。ギター持った彼が現れると、村の子どもたちは一斉に集まって歌いだす。撮影後に結婚し、現在は3児の父。農民らの権利を守る運動を組織している。
アレックスの友人。親友を軍に殺され、抗議したことで拷問を受ける。シャーマンに体の傷を癒されて独立運動を続ける。独学で英語を学んだ彼は、通訳等、映画撮影に惜しみなく協力してくれた。撮影後に結婚、現在は一児の父。怪我を治すのも得意で、近所から頼りにされている。
東ティモール初代大統領。「独立の父」と呼ばれる。1922年にインドネシア軍に投獄され、獄中から独立を率いた。ネルソンマンデラはじめ多くの活動家が彼の釈放を求め刑務所を訪れた。「海外からのインタビューで妖怪の話をさせられたのはこれが初めてだよ」と笑う。詩人であり、元ジャーナリスト。
1979年愛知生まれ。南山大学スペイン語科卒。環太平洋の先住民に関心を寄せるうちに、東ティモールに出会う。2002年に同国を訪れ、アレックスの歌を耳にする。2003年、再びアレックスに会い、彼の歌を追いかけた旅が本作品となった。初作品。
1970年愛知生まれ。ミュージシャン。2003年、東ティモール独立祝賀コンサート出演者として本国を訪れ、アレックスに出会う。彼の音楽に惚れ込み、アルバムを共同制作する企画が発展して本作品となった。初作品。
通信社写真部勤務を経て、95年からフリー。スリランカ内戦、バングラデシュ山岳民族問題、東ティモール独立、インド北東部ナガランド独立運動、インドネシア・アチェ独立運動など、おもにアジアの紛争地や先住民問題、人権問題などをテーマに取材。「いつかロロサエの森で 東ティモール・ゼロからの出発」著
“ソウル・フラワー・ユニオン”ヴォーカル&ギター。95年の阪神大震災を機に、労働歌・民謡等を演奏する別動チンドン・ユニット、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの活動を開始し、02年5月東ティモール独記念式典イベントに参加、三度の大規模なフランス・ツアーの他、北朝鮮、韓国、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、パレスチナ難民キャンプなどでもライヴを敢行している。