南国ティモール ひとつの歌に導かれた運命の旅

長谷川宏さん(専修大学教授 言語学者)

東ティモールがインドネシアのすさまじい攻撃・弾圧を受けながらも独立を果たすに至る、過酷なたたかいの歴史と、その中で苦しんできた人々の生々しい体験を記録しつつも、東ティモールの歌・踊りなどの豊かな文化・伝統や、自然の中で暮らす人々・子どもたちの生き生きとした姿を鮮やかに描き出す。

東ティモールの人たちの奥深い精神世界にも光を当て、文明社会の中で私たちが見失いがちな大切なことに気づかせてくれる、啓発されるところの多い映画です。

広田奈津子監督のお話は、映画には盛り込み切れなかった、東ティモールの人たちとの心に残る交流のエピソードや、あっと驚いたり思わず大笑いしてしまったりの逸話の数々が満載。
一人でも多くの学生・教員の皆さんにご参加いただきたい価値のある上映・講演だと思います。
(専修大学で上映する際の呼びかけ文より抜粋)